Cochran, Eddie (エディ・コクラン)
何と言っても「サマータイム・ブルース」だよね。Blue Cheer、Who、清志郎…と名カヴァーは多いが、オリジナルはもちろんこの人。ロックンロール創世記のスターの1人。自作自演のロカビリー歌手であり、ギタリストである。マーク・ボランの憧れのアイドルだった。
38年ミネソタ州生まれ(オクラホマ州との記述もあり)。60年英国ツアー中に自動車事故のため、わずか21歳でこの世を去る。Gene Vincent、Sharon Sheely(彼の恋人でソングライター)と同乗していたタクシー(!)が街灯に衝突、彼だけが亡くなった。87年ロックの殿堂入り。
とても詳しい紹介ページを見つけたので、勝手にリンクさせて頂きました。
00898 Sittin’ In The Balcony (バルコニーにすわって) 57年18位
デビュー・シングル。珍しく自作ではなく、John D. Loudermilk(Johnny Dee)の曲のカヴァー。カントリーっぽいナンバーで、歌にエコーが効いてる感じがエルヴィス風。
00899 Summertime Blues (サマータイム・ブルース) 58年8位
説明不要。ロックンロール、不滅の名曲。英語はよくわからないけど、この歌詞がロックでしょ。サマータイム・ブルース=夏の憂鬱!
00900 C’mon Everybody (カモン・エヴリバディ) 59年35位
ストレイ・キャッツのブライン・セッツァー(彼にとってもコクランはアイドルだった)が映画「ラ・バンバ」でコクラン役を演じ、この曲を演っている。88年にジーンズのコマーシャルで使われたために、英国で30年ぶりにヒットした。
夭逝したため、3曲しかTop40ヒットはないのだが、それを聴いただけでカッコよさがびんびんに伝わってくる。アメリカよりイギリスで人気があり、そのツアー中に亡くなってしまったことになる。イギリスでは死後「Three Steps To Heaven」がNo.1になった。
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コメント
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最初に知ったWhoのサマータイムブルースは圧倒的だったけど、その後初めてエディ・コクランで聞いたときは、生ギター(かな)とヴォーカルの直裁さにぐっと来ました。
ルーツミュージック探訪的な角度で聞いた気がします。
確か、大学でサザンと同じ音楽サークルだった知り合いが、ギターでコード弾きながらチョーキングするとかの技を入れて、非常にうまくコピーしてた記憶が。
バルコニーに座っては、山下敬二郎なんかがやってましたよね(僕はリアルタイムじゃないけど)。
投稿: キハラ | 2009年5月30日 (土) 16時14分
先のコメントの「生ギター(かな)」というのは誤りですね。
すみません。
アーチトップギターってやつでしょうか。
でも、WHOの後で聞くと殆ど生ギターに聞こえたという記憶も事実で。
投稿: キハラ | 2009年5月31日 (日) 18時25分
キハラさん、コメントありがとうございます。今度はサマータイム「ブルース」に来ましたか。Summertimeのところで裏返る声が昔から好きだったなあ。リンクしてあるけど、Blue Cheerのヴァージョンも好きでした。山下敬二郎はさすがに良くわかりません。
投稿: SAKURAM | 2009年5月31日 (日) 22時44分