Makeba, Miriam (ミリアム・マケバ)
「ママ・アフリカ」と呼ばれた、南アフリカが生んだ最高の女性シンガー。とは書いてみたものの、私が知っているのは「Pata Pata」だけなので、あまり語ることはできません。
32年ヨハネスブルグ生まれ。59年に反アパルトヘイト・ドキュメンタリー映画「Come Back Africa」で歌っていたのが注目され、ハリー・ベラフォンテ等のバック・アップで、世界的な人気を得る。しかし、そのことで祖国に戻れなくなってしまい、次にその地を踏んだのは、ネルソン・マンデラが釈放された30年後のことであった。最初の夫は先日紹介したヒュー・マセケラだが、次に結婚したのがブラック・パンサーの活動家Stokely Carmichaelで、そのため今度は米国の音楽界からも追放されてしまう。といったスゴい人生を歩んだ人です。昨年11月に亡くなった。
66年にベラフォンテとの共演アルバムでグラミー賞受賞。74年のキンシャサで歌った一人らしい。
00646 Pata Pata (パタ・パタ) 67年12位
世界的なヒット曲。50年代には録音されていたが、何故かこの頃になってアメリカでヒット。「Pata Pata」はダンスの名前、って英語で歌ってるが、後はほとんどズールー語? 「♪パパイヤ、ママイヤ♪」って聴こえるのが妙に耳に残る。ミリアム自身は、私の歌の中で一番意味のない歌だけが有名になったと不満だったようだが、理屈抜きに楽しい曲。ワールドミュージックなんて言葉ができる遥か前のことです。
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コメント
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いやぁー、楽しくて懐かしい曲です。よく聴きました。でもビデオは初めて見ました。そういえば「マナ・マナ」なんてのもありましたね。
投稿: COUNTRY BOY | 2012年11月27日 (火) 22時03分