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2009年1月 8日 (木)

Puckett, Gary, And The Union Gap (ゲイリー・パケットとユニオン・ギャップ)

 60年代後半、約2年間で5曲のベスト10ヒットを残したが、その後消えたポップ・ロック・バンド。そのスゴい売れ方と消え方は、以前紹介したBuckinghamsに近いかもしれない。BuckinghamsにはJames William Guercioという名プロデューサーがいた訳だが、彼らにもJerry Fullerという人がいた。彼と袂を分かったことが、人気凋落の理由の1つなんだろう。
 リーダーのGary Puckettは42年ミネソタ生まれ(ディランと同郷)、67年にカリフォルニアのサンディエゴで5人組のUnion Gapを結成。売りはGaryの朗々たるボーカルと親しみやすいメロディ。南北戦争のミリタリー・ルックがステージ衣装だったらしい。全く意外なことにメンバーのうち2人(サックスとドラムス)は、後にフィフティーズ・スタイルのロックンロール・バンドFlash Cadillac & The Continental Kidsに加わっている。

00558 Woman, Woman (ウーマン・ウーマン) 67年4位
 デビュー・ヒット。最初の2曲はThe Union Gap Featuring Gary Puckettのクレジットになっている。この曲から4曲連続でゴールドディスクという快挙。60年代後半のソフト・ロックは好きなので、この曲もいいとは思うが、何か捉えどころがないなあという印象もある。イントロでマンダムのCMソングを思い出した。

00559 Young Girl (ヤング・ガール) 68年2位
 彼らで最も有名な曲は多分この曲。メロディも1番キャッチーだと思う。英国でもNo.1に輝いている。68年アメリカではビートルズより売れたグループと本に書いてあったが、スゴいなあ。

00560 Lady Willpower (レディ・ウィルパワー) 68年2位
 この曲からクレジットがGary Puckett And The Union Gapとなる。みんな似た曲だなあ。しかも全部女性について歌った歌だ。

00561 Over You (オーバー・ユー) 68年7位
 本当にコメントに困るグループである。ロック・バンドだと思うからいけないのであって、トム・ジョーンズみたいなポピュラー・シンガーだと思えばいいのかもしれない。当時はいったい誰にウケていたんだろう? この曲は今までの曲よりも叙情的なメロディになっている。

00562 Don’t Give In To Him (ドント・ギブ・イン・トゥ・ヒム) 69年15位
 今までの4曲と比べると明らかにメロディのキャッチーさに欠ける。ということで、ベスト10入りを逃したんだろう。この曲まではすべてJerry Fullerのプロデュース(「Woman Woman」以外は作曲も彼)。

00563 This Girl Is A Woman Now (水色の夜明け) 69年9位
 グループ名にだまされるんであって、やっぱりロックでもなんでもないわ。どの曲もストリングスがメインだし。この曲もGaryのバリトン全開。ポピュラー・ソングとしてはどれも良い出来だとは思う。

 以下、このグループとは関係のないコメント。このブログは毎回YouTubeにリンクしているが、7〜9月分をチェックしたら、1/4弱が何らかの理由で既に削除されていた。可能であれば、新しい映像を貼り直そうとは思うけれど、どこまでできるかは?

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コメント

ユニオンギャップに普通のロックを求めれば期待外れとなるのは当然。-大まかに言えばソフトロックに入るのだが。67年の秋、高校生活も終わりに近づいた頃突如登場した異色のグループ。ギラギラしたサイケデリックサウンドが横行していた中、ブラスとストリングスそしてバックコーラスを背景に何とも大時代的な歌唱表現を持つグループ。当時の音楽シーンに全く逆を突いて出てきたのだ。ゲイリーパケットの独特の渋みと伸びのある声質に今までに無いインパクトを感じてしまった。まるで西部劇の主題歌を聞いているような「ウーマンウーマン」の哀調を含んだ曲調を敢えてダイナミックなアレンジに仕立てたのも成功した。グレン・キャンベルのカバーした同曲も中々の出来ばえで今でも2曲並べて聴いている。オジンになった今でも特にこだわりを持っているグループなのである。どなたか当時のファンの方と語り合いたいものだ。

六無斎リターンズさん、コメントありがとうございます。
私はソフトロックとしては好きなのですが、あの歌声にずっと違和感を持っていました。
当時の音楽シーンに全く逆を突いて出てきたというコメントを頂いて、そういうポジションだったのだと確認できました。
残念ながら、私はヒットした10年後、高校生の時に知ったので、当時を語ることはできません。
現在ブログの更新はお休みしていますが、是非またコメントを下さい。

以前もコメントを頂きましたが、私のミスで100件ほどコメントを消去してしまい、その中に六無斎リターンズさんから頂いたコメントも含まれていました。
申し訳ありませんでした。

反応ありがとうございます。時を経てもユニオンギャップに少なからず関心をお持ちの方が存在することは嬉しいことです。私もファンクラブにこそ入らなかったが思い入れという点では負けない自負もあります。〔唄う騎兵隊〕というニックネームも自分で勝手に付けてました。90年代頃ゲイリーがヨーロッパ各国で再録音したもの(ライブを含む)を数枚所持していますがまさに御宝。驚いたことに彼の声質からデビュー当時の渋さが後退しむしろ若々しく変化しています。DVDも単独コンサートものが出てますがヘァースタイルも変わりやはり老けたかなというイメージ。歌唱力はまだまだイケますがバックが全てキーボードで演奏されている点、彼の曲はやはりフルオーケストラでもう一度録音して欲しい。今全てのアルバムを掻き集め自分なりに彼らのベスト盤をレコーダーで編集する計画です。日本では未発表のいい曲も沢山有りますよ。

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