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2009年1月11日 (日)

Platters, The (プラターズ)

 このブログではロック・エラの全曲を紹介していくので、50年代の曲にも手をつけなければいけない。今までほとんど紹介できていなかったが、今日はプラターズ。
 50年代後半に最も成功したR&Bボーカル・グループ。黒人グループとして初めてポップ・チャートでNo.1に輝いたグループでもある。53年にドゥーワップ・グループとしてロスアンジェルスで結成。プロデューサー、ソングライターのBuck Ramと契約したことが転機となる。リード・テナーのTony Williamsと女性ボーカルZola Taylorが加入し、「Only You」が大ヒット、その後ヒットを連発。90年ロックの殿堂入り。映画「アメリカン・グラフィティ」のサントラに3曲が収録されている唯一のアーティストでもある。

00566 Only You (And You Alone) (オンリー・ユー) 55年5位
 自分の結婚式はオールディーズの三連ラブ・バラードしばりで選曲したのだが、誰も気づいてくれなかった。で、確か入場のときにかけたのが「オンリー・ユー」。
 そんなことはどーでもいいのだが、今やスタンダード。元々はBuck RamがThe Ink Spotsのために書いた曲。同時期にHilltoppers、後にFranck Pourcel(インスト)、Ringo Starr(!)のカバーがTop40ヒットに。ゴールドディスク。R&Bチャート7週No.1に輝いている。

00567 The Great Pretender (グレート・プリテンダー) 55年1位
 この曲の良さを痛感したのは、フレディ・マーキュリーのバージョン。聴いたことある人いますか? これも三連。プラターズの曲は好きな曲ばかりだが、これがマイ・フェイバリット! ゴールドディスク、R&Bチャート11週No.1。

00568 (You’ve Got) The Magic Touch (マジック・タッチ) 56年4位
 「Only You」と「The Great Pretender」が超名曲過ぎるので、それに比べるとやや落ちるけど、これもいい曲。ちょっとアップテンポ。

00569 My Prayer (マイ・プレイヤー) 56年1位
 2曲目のNo.1。ここまではすべてBuck Ramの曲だが、これはThe Ink Spotsの39年のヒット曲。プラターズが気に入った英国のソングライターJimmy Kennedyが自分の曲のレコーディングを申し入れたそうだ(作曲者はフランス人のGeorges Boulangerで、Kennedyが英詞をつけた)。スローなイントロからコーラスへ入る曲の構成が他の曲と異なる。ラストの盛り上がりがたまりません。ゴールドディスク、R&BチャートNo.1。

00570 Heaven On Earth (地上天国) 56年39位
 「My Prayer」のB面。コーラスではなく、ソロが中心となっている。今までの曲に比べるとさすがに落ちる。

00571 You’ll Never Never Know (ユール・ネヴァー・ノウ) 56年11位
 ベスト10入りを逃す。キャッチーさに欠ける。バスの声が印象に残るくらいかな。

00572 It Isn’t Right (イット・イズント・ライト) 56年13位
 「You’ll Never Never Know」のB面。スウィングっぽいノリが心地よい。

00573 On My Word Of Honor (オン・マイ・ワード・オブ・オナー) 57年20位
 「Only You」「The Great Pretender」の頃の路線に戻った感じ。個人的にはこの手が好き。

00574 One In A Million (ワン・イン・ア・ミリオン) 57年20位
 「On My Word Of Honor」のB面。573と同様昔の路線に戻っているが、「The Great Pretender」に似過ぎ。

00575 I’m Sorry (アイム・ソーリー) 57年11位
 Brenda LeeのNo.1ヒットとは全く別の曲。ひさびさ作曲にBuck Ramが参加しているが、今ひとつインパクトに欠ける

00576 He’s Mine (ヒーズ・マイン) 57年16位
 「I’m Sorry」のB面。女性ボーカルのZoraがリードをとったドゥーワップ・ナンバー。

00577 My Dream (マイ・ドリーム) 57年24位
 再び元の路線。「My Prayer」っぽいBuck Ramの曲だが、チャートの成績は今ひとつ。

00578 I Wanna (アイ・ウォナ) 57年24位
 「My Dream」のB面で2曲併せたチャートインとなっている(今までのB面曲はA面曲とは別にチャートイン)。他のプラターズの曲とは全く異なるアップテンポなR&Bナンバー。Zoraの曲。バリエーションとしては、こういうのもアリかと。

00579 Twilight Time (トワイライト・タイム) 58年1位
 起死回生の大ヒット。売れた曲は今聴いても明らかに違う。44年The Three Sunsのヒット曲のカバーだが、Buck RamとThe Three Sunsのメンバーによる曲。ゴールドディスク、R&BチャートNo.1。

00580 Smoke Gets In Your Eyes (煙が目にしみる) 58年1位
 昔のヒット曲のカバーに活路を見出したプラターズが、連続でNo.1ヒットさせた名曲。34年Paul Whiteman’s OrchestraのNo.1ヒットで、ミュージカル「Roberta」の曲。イントロからいいし、サビのストリングスとかも大好き。
 「煙が目にしみる」って邦題が素晴らしいが、これはタバコの煙ではなく、恋の炎による煙だという話は、ずいぶん前に聞いた。ゴールドディスク。

00581 Enchanted (エンチャンテッド) 59年12位
 Buck Ramのオリジナルだが、ちょっと地味かな。

00582 Harbor Lights (港の灯) 60年8位
 「Twilight Time」以降のヒット曲はほとんどカバー。この曲は50年Sammy KayeのNo.1ヒット。「My Prayer」のJimmy Kennedy等の曲。港のSE満載。個人的にはプラターズ最後の名曲だと思う。

00583 Red Sails In The Sunset (夕日に赤い帆) 60年36位
 35年Bing Crosby、Guy LombardoのNo.1ヒットのカバー。元々プラターズは黒さに乏しいグループだけれど、この辺になるとホテルでスタンダード・ナンバーを歌っているというイメージしか出来ないなあ。

00584 To Each His Own (トゥ・イーチ・ヒズ・オウン) 60年21位
 オリジナルは、46年Eddy HowardのNo.1ヒット。すっかり昔のスタンダードのリバイバル専門になってしまった。

00585 If I Didn’t Care (イフ・アイ・ディドゥント・ケア) 61年30位
 39年The Ink Spotsのヒット曲のカバー。上に同じ。

00586 I’ll Never Smile Again (アイル・ネヴァー・スマイル・アゲイン) 61年25位
 40年Tommy Dorsey Orchestra(Frank Sinatraがボーカル)のNo.1ヒットがオリジナル。これも上に同じだな。

00587 I Love You 1000 Times (1000回の恋) 66年31位
 事件を起こし、メンバーが次々と脱退し、ヒット・チャートからも消えたプラターズが、今までのMercuryからMusicorにレーベルを変えて、久々に出したヒット曲。60年代中盤のR&Bコーラスの曲になっていて嬉しいです。

00588 With This Ring (ウィズ・ジス・リング) 67年14位
 プラターズ最後のTop40ヒット。「I Love You 1000 Times」よりアップテンポ。ブラインドで聴いたら、プラターズとは絶対思わないだろうな。嫌いじゃないですよ。

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音楽 50年代 Platters」カテゴリの記事

コメント

■Only You (And You Alone)
また歌詞のことなんですが。
Ringo Starrバージョンは確かに「Only you can make this world seem right」等と歌っているのだけど、Plattersは何度聴いても「オンリー・ユー、キャンドゥ・メイク……」のように聞こえてナゾだった。
中学生の頃、父親に尋ねたら「can and make...」みたいな言い方があるのかも、と言っていたが、その後自分なりに「can do make...」と歌っているのだろうと解釈していた。
今回、改めて歌詞サイトをちょろっと見渡してみたけれど、真相は不明。
曲はいいですね、はい。

■The Great Pretender
>この曲の良さを痛感したのは、フレディ・マーキュリーのバージョン。聴いたことある人いますか?
聞いたことはありますが、あれ、そうですか?
彼のボーカルは、Queenの曲ではともかく、ソロではあまりいいと思ったことがないんだよな。
>これがマイ・フェイバリット!
もしかすると私はオリジナルより先にFreddieのバージョンを聞いていたのかもしれない。
そんなこともあってか、残念ながら今イチな印象ですね。

■Smoke Gets In Your Eyes
私にとってPlattersのベストはこの曲かな。
と言っても、今回コメントで触れた3曲以外はあまりよく知らないんだと思いますが。

明らかに「Only you can do make〜」と歌ってますね。強調のdoではないでしょうか? こういうことは空犬さんが詳しいと思いますが。

私もPlattersではこの曲が一番好きですね。女性にふられて泣いているのをからかわれると、タバコの煙が目にしみるんだと言ったとか、言わないとか。

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