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2008年11月の30件の記事

2008年11月30日 (日)

Buckinghams, The (バッキンガムズ)

 ブラス・ロックの嚆矢と言われるのが、このバッキンガムズ。No.1ヒットもあるのに、ちっとも知られていない。ソフト・ロックに分類される音だが、ソウルフルなホーン・セクションを導入したところがミソで、そこが後にBSTシカゴのプロデューサーとなるJames William Guercioの手腕なんだろう。
 ブリティッシュ勢みたいなグループ名だが、シカゴ出身の5人組。

00447 Kind Of A Drag (カインド・オブ・ア・ドラグ) 67年1位
 マイナー・レーベルから出した曲が大ヒット。作曲者はJim Holvayという人で彼らのヒットのほとんど(449以外)を共作している。いかにも60年代後半っぽいメロディアスできれいなコーラスを聴かせるポップスで、これにホーン・セクションが絡む。

00448 Don’t You Care (ドント・ユー・ケア) 67年6位
 この曲から、レーベルはコロンビア、ガルシオのプロデュースとなる。No.1ヒットの447と同様、ホント60年代後半っぽいメロディですね。好きなタイプの曲です。

00449 Mercy, Mercy, Mercy (マーシー・マーシー・マーシー) 67年5位
 彼らを初めて知ったのは多分この曲。マイルス・デイヴィスと一緒に演っていた有名なサックス奏者Cannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)のインストゥルメンタル・ナンバー(ジョー・ザヴィヌル作曲)に歌詞をつけたもの。多くの人にカバーされているスタンダードだけに、バッキンガムズの中では異色。ソウル・ジャズ! これを聴くと、BSTの先駆と言われるのもわかる。

00450 Hey Baby (They’re Playing Our Song) (ヘイ・ベイビー) 67年12位
 他の曲と同傾向だけど、ちょっとメロディが落ちるかなあ。

00451 Susan (愛しのスーザン) 67年11位
 これも同傾向の曲なんだけど、最後の方で「A Day In The Life」的に曲が壊れる(は言い過ぎか?)のが、サイケ。こう見てくると、67年1年間で5曲のTop20ヒットを飛ばすというスゴい売れ方だったことがわかる。しかも、翌年以降は1曲のTop40ヒットもないという一過性ぶり。ガルシオと袂を分かったのがすべてですね。70年に解散。

2008年11月29日 (土)

New Seekers, The (ニュー・シーカーズ)

 洋楽を聴き始めた1つのきっかけが「明星」の付録の歌本だった。目当ては日本のフォークや歌謡曲だったんだけど、そこには必ず10曲ぐらい向こうの曲も載っていて、ニュー・シーカーズの「愛するハーモニー」の楽譜と歌詞(カタカナのふりがな付き)も載ってたんである。この曲はコカコーラのジングルだったんで、子供でも知ってた。それで、「♪アイドゥ・ライク・トゥ・ビルドゥ・ザ・ワールド・ア・ホーム♪」と歌ったのを思い出す。
 New Seekersは、オーストラリア出身でイギリスで活躍したSeekers(「Georgy Girl」のヒットで知られる)の解散後、メンバーのKeith Potgerが69年に結成。メンバーはEve Graham、Lyn Paulの女性ヴォーカル2名+男性3名(Keithは早い時点で抜け、マネージャーになった)。メンバー・チェンジを繰り返しながらも現役。

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00444 Look What They’ve Done To My Song Ma (傷ついた小鳥) 70年14位
 メラニー作。私が初めて買ったLP「六文銭メモリアル」には3曲の外国曲のカバーが入っているが、その1つだった(ちなみに後は「イン・マイ・ライフ」とPPMの「ロック天国」)。今この曲を聴いても、おけいの歌う日本語の「傷ついた小鳥」が頭の中で鳴っている。優しい気持ちになる曲。
 クレジットはThe New Seekers featuring Eve Graham。

00445 I’d Like To Teach The World To Sing (In Perfect Harmony) (愛するハーモニー) 71年7位
 上で書いちゃったけど、コカコーラのジングルとして世界的にヒットした曲。本国イギリスはもちろん、日本のオリコンでもNo.1になっている。元々の歌詞は「I’d like to buy the world a coke.」である(上のカタカナの歌詞と比べてみてね)。
 オリジナルのジングルを歌っていたHillside Singersのヴァージョンも米国ではヒット。米国ではゴールドディスク、英国でも100万枚売れた。

00446 Pinball Wizard/See Me, Fell Me (ピンボールの魔術師〜シー・ミー・フィール・ミー) 73年29位
 言わずと知れたロック・オペラ「Tommy」の曲のメドレー。映画では「ピンボールの魔術師」はエルトン・ジョンが、「シー・ミー・フィール・ミー」はロジャー・ダルトリーが熱唱してました。ニュー・シーカーズもこの曲だけは男声ヴォーカル(Peter Doyleかな?)。

2008年11月28日 (金)

Ides Of March, The (アイズ・オブ・マーチ)

 今日もブラス・ロック。シカゴ出身、Jim Peterik率いる7人組。66年に結成されマイナー・ヒットもあったが、BS&T等のヒットに触発されてブラス・ロックに宗旨替えしたらしい。バンド名はシェークスピアの「ジュリアス・シーザー」の台詞より。
 Jim Peterikは後に38 Special等のプロデューサー、更には「Eye Of The Tiger」で知られるSurvivorに参加している。73年にバンドは解散したが、90年にこのバンドも再結成、現役。

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00443 Vehicle (ビークル) 70年2位
 BS&Tっぽい曲にボーカル。でも、大ヒットしただけのことはあって、イントロのブラスからカッコいい。ところで、英語ではHorn Rockとは言うみたいだ。

2008年11月27日 (木)

Blood, Sweat & Tears (ブラッド・スエット&ティアーズ)

 昨日のチェイスに引き続き、ブラス・ロック。シカゴと並ぶブラス・ロックの雄BS&T。67年にAl Kooperを中心にニューヨークで結成される。1stアルバム発表後、アル等が抜け、ボーカルのDavid Clayton-Thomas等が加入。2ndアルバム「Blood, Sweat & Tears」(邦題:血と汗と涙。そりゃそうだが)を発表、全盛期を迎える。この時のメンバーは9人、ギター、ベース、ドラムスに加え、サックス、トロンボーン2、トランペット2が基本(キーボード弾いたり、フルート吹いたりも)。
 BS&Tが活躍したのは3年弱だが、80年代に再結成され、今でも現役のようだ。但し、メンバー・チェンジは頻繁で、参加メンバーは100人を超える。ところで、ブラス・ロックと言うのは和製英語でしょうか? BS&Tとかもジャズ・ロックとは言うようだけど。

00437 You’ve Made Me So Very Happy (ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハッピー) 69年2位
 この曲から3曲連続最高位2位、すべてゴールドディスク(すべて2ndアルバム収録)と飛ぶ鳥を落とす勢いだったようだ。この曲はモータウンの女性歌手Brenda Hollowayのカバー。ブラス・ロックというとロック+ジャズって感じがするけど、BS&Tを聴いてもわかるように、かなりソウルです。

00438 Spinning Wheel (スピニング・ホィール) 69年2位
 BS&Tの代表作と言えば、これでしょう。和田アキ子もカバーしたソウルフルでダイナミックなナンバー。最後は19世紀初めにオーストリアで作られた曲(英語だと「Did You Ever See A Lassie?」:女の子見たかい?)で終わる。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。YouTubeはウッドストック!

00439 And When I Die (アンド・ホェン・アイ・ダイ) 69年2位
 ローラ・ニーロ作、彼女のデビュー・アルバムに収録されていた曲。アル・クーパーが抜けた後で、ボーカルとしてローラ・ニーロもオーディションされたとか。

00440 Hi-Di-Ho (ハイ・デ・ホ) 70年14位
 この曲と441はアルバム「Blood, Sweat & Tears 3」より。キャロル・キングが在籍したグループThe Cityの「That Old Sweet Roll」がオリジナル。The Cityが好きな人は結構多いようですね。

00441 Lucretia Mac Evil (マック・エビル) 70年29位
 デヴィッドのオリジナル。ブラスのカッコよさはこれが1番。ファンキーです。

00442 Go Down Gamblin’ (ゴー・ダウン・ギャンブリン) 71年32位
 アルバム「Blood, Sweat & Tears 4」より、これもデヴィッド作。この後、デヴィッド等中核メンバーが脱退、人気は失速。最後のTop40ヒットだが、ここまでの曲と比べると、魅力は薄いなあ。

2008年11月26日 (水)

Chase (チェイス)

 60年代後半から70年代前半にかけて、ブラス・ロックというのがあった。ChicagoBlood, Sweat & TearsTower Of Power等が代表格だが、Chaseもその1つ。
 トランぺッターBill Chase率いる9人組。トランペット4本という構成(後はヴォーカル、キーボード、ドラムス、ギター、ベース)が特異。69年のChase結成前は、ビッグ・バンド・リーダーとして活躍したWoody Hermanの下でリード・トランペットを演奏していた。
 74年に飛行機事故のために、Bill Chaseを含むメンバー4人が亡くなるという悲劇的な結末を迎えた。飛行機事故で亡くなったアーティストがアメリカの音楽史には本当に多い。

00436 Get It On (黒い炎) 71年24位
 ChicagoやBlood, Sweat & Tearsの曲と比べても、ブラス・ロックでは最もカッコいい曲だと思う。間奏の頭のトランペットが入るところは鳥肌モン。疾走しっぱなしって感じ。1stアルバムの、メンバーの走る姿のジャケットも印象に残ってる。T.Rexの曲名がかぶって変更になった話は、あちらに書いた通り。

2008年11月25日 (火)

Limahl (リマール)

 昨日紹介したKajagoogooのリード・ヴォーカル。83年グループ内のもめ事からクビになり、ソロに。トップだけブロンドの髪がトレードマークかな。
 58年イングランドのランカシャー生まれ。本名はChristopher Hamill。Limahlは苗字のアナグラム。

00435 Never Ending Story (ネバーエンディング・ストーリーのテーマ) 85年17位
 ミヒャエル・エンデのファンタジー小説「はてしない物語」を原作とする映画の主題歌。最近子供と久しぶりにDVDで見直したが、結構面白かった。ピコピコ言ってるのをバックに、リマールと女性(Beth Anderson)がデュエットしてる。曲はドナ・サマーで当てたプロデューサーのGiorgio Moroder。映画では「フラッシュダンス」や「トップガン」が有名。

2008年11月24日 (月)

Kajagoogoo (カジャグーグー)

 第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンはMTVに支えられていたので、ヴィジュアル優先のグループもいた。カジャグーグーはその代表格だろうか? デュラン・デュランもカルチャー・クラブもそういう面はあった。しかし、彼らは音楽的才能もあったので、ヒットを連発したわけだが、カジャグーグーは短命に終わった。
 80年頃ロンドンで結成された5人組。デュラン・デュランのNick Rhodesに見いだされ、彼とデュラン・デュランのプロデューサーColin Thurstonが1stアルバムをプロデュースしている。83年にはリード・ヴォーカルのLimahlが脱退、86年には解散。何と数年前オリジナル・メンバーで再結成されたとか。

00434 Too Shy (君はToo Shy) 83年5位
 当時流行りのソウル風味のシンセ・ポップって感じ。悪い曲だとは思わないが、今になって聴くと何だかなあ。こういうの聴いて、80年代はスカだったとか言われるんだろうな。私は断固80年代支持だが。この曲はデビュー・ヒットで、英国ではNo.1になっている。

2008年11月23日 (日)

Shocking Blue, The (ショッキング・ブルー)

 団塊の世代とかにとっては想い出深い洋楽グループなのではないか。「Venus」はアメリカも含め、世界的なヒットとなったが、その他の曲はむしろヨーロッパや日本で売れた。オリコンでは「ヴィーナス」と「悲しき鉄道員」(Never Marry A Railroad Man)が2位になっている他、「明日に向う道」(Long And Lonesome Road)、「悲しき恋心」(My Blossom Lady)等、多くの曲がヒットしている。エキゾチックなサウンドが日本人好みなんだろう。
 67年オランダで結成された、女性ボーカルMariska Veres(マリスカ・フェレス、ハンガリーとドイツのハーフ、美人!)とRobbie van Leeuwen(ロビー・ファン・リーベン、ギター、曲を書いている)を中心とする4人組。アメリカのプロデューサーJerry Rossが新たに創設したレーベルColossusで契約したオランダのグループ(ダッチ・サウンドと言われていた)の1つ。ちなみに後はGeorge Baker Selection(曲はLittle Green Bag)とTee Set(Ma Belle Ami)で、すべてヒットしている。74年に解散。

00433 Venus (ヴィーナス) 69年1位
 今となっては86年のBananaramaのカバーの方が有名かも。こちらもアメリカで1位になっている。「Venus」は、59年にFrankie Avalonでも1位になっているが、これは同名異曲。同名異曲のNo.1は、これ以外に12組もある(アーティスト名はリンク先でわかるようにします)。
 「All 4 Love」(92年&93年)、「Best of My Love」(75年77年)、「Big Girls Don't Cry」(62年&07年)、「Family Affair」(71年01年)、「Good Vibrations」(66年&91年)、「Honey」(68年97年)、「I'm Sorry」(60年&75年)、「Jump」(84年&92年)、「My Love」(66年&73年&06年)、「One More Try」(88年&91年)、「The Power of Love」(85年&94年)、「Wild, Wild West」(88年&99年)。
 チャート・マニア的トリビアが長くなったが、「Venus」はイントロのギターから耳に残るダンサブルなポップ・チューン。そして、何と言ってもマリスカ・フェレスのパワフルなボーカル。

2008年11月22日 (土)

Crosby, Stills & Nash (& Young) (クロスビー、スティルス&ナッシュ(&ヤング))

 ウエストコーストのフォーク・ロックのスーパーグループ。とは書いてみたものの、実はちゃんとは聴いてこなかった。初めての出会いは映画「ウッドストック」だろうか、下手をするとカムバック作の「Just A Song Before I Go」だったかもしれない。
 68年に元ByrdsのDavid Crosby、元Buffalo SpringfieldのStephen Stills、元HolliesのGraham NashがCrosby, Stills & Nashを結成、69年「Crosby, Stills & Nash」でデビュー、ウッドストックにも出演する。その後、元Buffalo SpringfieldのNeil Youngが参加、CSNYとなり、70年に「Déjà Vu」を発表するも、それぞれの個性が強すぎて解散。その後は幾度となく再結成され、アルバムも発表しながら現在に至る。
 グループ名からもわかるように、個人の独立性が強く、ソロ活動や別のグループでの活動も多かった。AmericaEaglesを始め影響を受けたグループは数知れず。政治的な影響も大きかった。

00424 Marrakesh Express (マラケッシュ行急行) 69年28位
 1stアルバムより、グレアム・ナッシュの作品。マラケッシュはアフリカのモロッコの地名。コーラス・ワークが抜群(どの曲もだけど)。初期の曲はやっぱりいいね。

00425 Suite: Judy Blue Eyes (組曲:青い眼のジュディ) 69年21位
 同じく1stアルバムから、スティーヴン・スティルスの作品。映画「ウッドストック」で演ってる曲。3部構成になっていて、7分以上ある。演奏はすべてスティルス。聴けば聴くほど味わい深い。ジュディはJudy Collinsのこと。

00426 Woodstock (ウッドストック) 70年11位
 CSNYのアルバム「Déjà Vu」より(429までの曲がCSNY名義)。ジョニ・ミッチェル作のウッドストック讃歌。彼女はフェスに参加できず、ニューヨークのホテルでテレビでのニュース報道を観ながらこの曲を書いたという。映画の最後にかかるんで、テーマ曲みたいになってる。Matthews’ Southern Comfortのバージョンもその後ヒット (英国ではNo.1になった)。

00427 Teach Your Children (ティーチ・ユア・チルドレン) 70年16位
 これも「Déjà Vu」から、グレアム・ナッシュの曲。映画「小さな恋のメロディ」のエンディング・テーマとして有名。スティール・ギターはグレートフル・デッドのJerry Garcia。ナッシュらしい可愛らしい曲。

00428 Ohio (オハイオ) 70年14位
 一転ニール・ヤング作の激しいプロテスト・ソング。オハイオ州のケント州立大学で起きた銃殺事件が歌われている。「ニクソンと兵隊がやってくる!」って歌ってる。
 ニール作のCSNYの曲では何と言っても「Helpless」だよね。

00429 Our House (僕達の家) 70年30位
 「Déjà Vu」より、グレアム・ナッシュ作。僕達の家は、当時ジョニ・ミッチェルと一緒に暮らしていた家のこと。これも可愛い曲。アメリカとかもろに影響を受けてるよね。

00430 Just A Song Before I Go (ジャスト・ア・ソング・ビフォー・アイ・ゴー) 77年7位
 久々のアルバム「CSN」より。これもグレアム・ナッシュの作品。この曲がヒットしたときは何とも思わなかったなあ。当時結構カントリーっぽいロックは沢山あったし。スゴいグループだと知ったのはもっと後のことだった。

00431 Wasted On The Way (時は流れても) 82年9位
 再び5年が経って出たCSNのアルバム「Daylight Again」より。これもナッシュ。全体を通じてみれば、4人のソング・ライティングのウェイトはバランスがとれていたように思うが、シングル・ヒットだけを見るとナッシュのウェイトがずいぶん高いのがわかる。とにかく優しい感じの曲が多いからね。この曲にはイーグルスのティモシー・シュミットが参加している。

00432 Southern Cross (サザン・クロス) 82年18位
 同じく「Daylight Again」より。これはRichard & MichaelのCurtis兄弟とスティルスの作品。メキシコっぽいというか、ちょっと毛色が変わってる。

2008年11月21日 (金)

Isaak, Chris (クリス・アイザック)

 「Wicked Game」は私が哀愁系ギター・ポップと呼ぶ曲の1つ。オールバックの風体、アルバムを聴くと、ロカビリー系シンガーだね。ロイ・オービソンとかを思わせる。
 クリス・アイザックは56年カリフォルニア生まれ。「羊たちの沈黙」「リトル・ブッダ」等、男優としても活躍。

00423 Wicked Game (ウィキッド・ゲーム) 91年6位
 デヴィット・リンチの映画「Wild At Heart」に曲が使われてヒット。アイザックの曲は「Blue Velvet」でも使われていたらしいが、よくわからない。リンチは「Blue Velvet」でオカマにロイ・オービソンの「In Dreams」を歌わせてるし、この手が好きなんだね。アルバムには同じような感覚の「Blue Hotel」という曲も入ってる。
 アイザックとスーパーモデルHelena Christensenの共演したミュージック・ビデオは有名。

2008年11月20日 (木)

Spiral Starecase (スパイラル・ステアケース)

 永遠のポップスの名曲「More Today Than Yesterday」1曲で記憶されるポップ・ロック・グループ。64年にカリフォルニアのサクラメントで結成された5人組。グループ名は映画「The Spiral Staircase」(らせん階段:1945年のサスペンス映画。75年にジャクリーン・ビセット主演でリメイクされた)のスペルを変えたもの。

00422 More Today Than Yesterday (モア・ザン・イエスタデイ) 69年12位
 60年代のソフト・ロックだが、ブラスが絡んでソウルっぽいフィーリングもあって、ホントにいい曲。心もウキウキって感じかな。プロデュースはSonny Knight。見た目は69年って感じがしない。

2008年11月19日 (水)

Mountain (マウンテン)

 ここんとこ70年代アメリカのハードロック系を紹介しているのだが、今日は大物。クリームの4人目のメンバーと言われ、プロデューサーを務めたFelix Pappalardi(と聞くと、日本のクリエイションを思い出す)と巨漢ギタリストLeslie Westを中心とする4人組ハードロック・バンド。
 69年ニューヨークのロングアイランドで結成、ウッドストックに出演して人気を博すが、映画には登場しない。私はリアルタイムではないが、ハードロックがブリティッシュ勢に席巻される中で、アメリカ勢の筆頭格だった。オリジナル・アルバム2枚で72年に解散も、再結成され現在に至る。パパラルディは83年に奥さんに撃たれて亡くなった。
 むちゃむちゃ詳しいサイトを見つけたので、勝手にリンク。

00421 Mississippi Queen (ミシシッピー・クイーン) 70年21位
 レズリー・ウエストのヘビーなギターとヴォーカルが聴ける、ハードロックのスタンダード? 1stアルバム「Mountain Climbing!」より。レーナード・スキナードを始め、サザン・ロックへの影響も大。お気に入りです。クルマでひたすら走り続けるアメリカン・ニューシネマ「Vanishing Point」(バニシング・ポイント)で使われている。

2008年11月18日 (火)

Rockets (ロケッツ)

 昨日のラム・ジャム以上にマイナーだけど、70年代後半の一発屋のハード・ロックつながりということで。72年デトロイトで結成。元Mitch Ryder & The Detroit Wheelsの2人を含む6人組。

00420 Oh Well (オー・ウェル) 79年30位
 ブルース・バンドだった頃のフリートウッド・マックのヒット曲(英国では69年に2位まで行った)のカバー。初期の中心的メンバーPeter Green(元John Mayall’s Bluesbreakers)の作品。典型的なブルース・ロック。大してヒットしなかったが、結構印象に残ってます。

Fleetwood Mac Version (BBC Session)

2008年11月17日 (月)

Ram Jam (ラム・ジャム)

 知る人ぞ知る(ってのが多いが)ハードロック・チューン「Black Betty」1曲のみで知られるバンド。ニューヨークで結成された4人組。リードギターのBill Bartlettは元レモン・パイパーズ、と言っても誰も知らないだろうが、60年代後半のバブルガム・グループ。プロデューサーもJerry KasenetzとJeff Katzといって1910フルーツガム・カンパニーとかやっぱりバブルガムを手がけていた人たち。つまり、出自は訳がわからないのだが、「Black Betty」がとにかくカッコいいので、そんなことはどうでもいいです。

00419 Black Betty (ブラック・ベティ) 77年18位
 私はギター少年ではなかったのだが、とにかくこの曲のギターは好きでした。自然と身体が動きます。原曲は伝説的な黒人フォークシンガーLeadbellyがアメリカ民謡から採譜したものだそうだ。黒人女性を差別していると、一部では放送禁止にもなったとか。歌詞にいちいち「バームラム」というフレーズが挟まるけど、どういう意味だろう?

2008年11月16日 (日)

Police, The (ポリス)

 パンク・ムーブメントの中から出てきたバンドだが、パンク・バンドではない。レゲエの影響を強く受けた3ピースのロック・バンド。80年代前半に頂点を極めた感があったが、私は何と言っても「Roxanne」が好き。バンドが売れて音が贅沢になってくると、最初の頃の切迫感が失われるというか。ポリスは最後までいい曲沢山あるけどね。
 77年ロンドンで結成される。メンバーは元高校教師のSting(リード・ボーカル、ベース、本名Gordon Sumner)、Andy Summers(ギター、後期アニマルズのメンバー)、Stewart Copeland(ドラムス、元カーヴド・エア)。スティングばかり売れすぎて?84年頃解散。2003年ロックの殿堂入り、昨年は結成30周年で再結成ツアーを敢行、今年08年には日本ツアーも。

00410 Roxanne (ロクサーヌ) 79年32位
 この曲で初めてポリスを知った。娼婦の歌だけど、この曲を聴くとRed Lightがちらつく。ラストのドラムがしびれる。イントロの笑い声もポイント。マイ・フェイバリット。この後、アメリカでは売れなかったが、「Can’t Stand Losing You」「Message In A Bottle」「Walking On The Moon」等、レゲエ・ベースのいい曲を連発。

00411 De Do Do Do, De Da Da Da (ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ) 80年10位
 日本で売れ出したのは、この辺からでしょうか。3rdアルバム「Zenyatta Mondatta」より。数少ない音で構成されているのが気持ちいい。ジャジャッてリズムが好き。湯川れい子作詞の日本語盤ってのもありました。

00412 Don’t Stand So Close To Me (高校教師) 81年10位
 これも3rdアルバムから。女子高生と若い教師の歌だけど、これは実話なのか? グラミー賞受賞曲。

00413 Every Little Thing She Does Is Magic (マジック) 81年3位
 4枚目の「Ghost In The Machine」から。この曲はあまりピンとこない。シンセの音が好みじゃないからかなあ。

00414 Spirits In The Material World (マテリアル・ワールド) 82年11位
 同じく4枚目より。イントロから始まるストリングスが好き。哀愁系のメロディも。このアルバムは結構分厚いサウンド・プロダクションになっているけど、もっとシンプルな方が好みではある。

00415 Every Breath You Take (見つめていたい) 83年1位
 8週連続No.1という超大ヒット。もちろんゴールドディスク。グラミー賞受賞。Godley & Cremeのビデオクリップが印象的だった(ホントによく観たもんです)。Puff Daddyの「I’ll Be Missing You」(何と11週No.1)に使われたので、今となってはそれと混じってしまう。

00416 King Of Pain (キング・オブ・ペイン) 83年3位
 この辺の音を聴くと、ポリスというよりスティングのソロって感じもする。ピアノとマリンバのイントロが印象的。

00417 Synchronicity Ⅱ (シンクロニシティーⅡ) 83年16位
 5枚目のラスト・アルバム「Synchronicity」(米国で17週No.1)はよく聴いた。415〜418はそのアルバムから。シンクロニシティーというのは、心理学者ユングの言葉で共時性と訳されるが、何のことかは知らない。
 この曲はきっちりロックしてる。アンディ・サマーズのギター全開。

00418 Wrapped Around Your Finger (アラウンド・ユア・フィンガー) 84年8位
 「Synchronicity Ⅱ」以外のシングルは皆スティングのソロに聴こえる。メロディはとても美しい。やはりGodley & Creme作のビデオも美しい。

2008年11月15日 (土)

Nightingale, Maxine (マキシン・ナイチンゲール)

 52年ロンドン郊外のウェンブレー生まれのソウル・シンガー。イギリスの人だったんだ。「Right Back Where We Started From」は大好きな曲だったけど、言われて見れば、アメリカのシンガーに比べてちょっと薄いかな(意味不明?)。ロンドンでは「Hair」「Jesus Christ Superstar」「Godspell」といったミュージカルに出ていた人らしい。

00408 Right Back Where We Started From (愛とは強いもの) 76年2位
 アップテンポでキャッチーなナンバー。英国で8位まで行くヒットとなり、翌年アメリカでそれ以上にヒット。ディスコものなんでしょうが、当時はかなり好きな曲だった。ポール・ニューマン主演のアイスホッケー映画「スラップショット」にも使われた。ゴールドディスク。どうでもいい話だが、バックと歌ってるところがバッツと聴こえるんだが。

00409 Lead Me On (リード・ミー・オン) 79年5位
 これもゴールドディスクだけど、今度はバラード。ヘレン・レディっぽい感じ。共作者のAllee Willisはアース・ウインド&ファイヤーの「Boogie Wonderland」を作った人。アダルト・コンテンポラリー・チャートではNo.1。

2008年11月14日 (金)

Nilsson (ニルソン)

 ニルソンといえば、ジョン・レノンリンゴ・スターのお友達。初めて知ったのは、スリー・ドッグ・ナイトの「One」の作曲者としてだったか、映画「真夜中のカーボーイ」でだったか? ジョンやポールが絶賛したぐらいだから、ちゃんと聴こうと思って聴かずに来てしまった。
 41年ブルックリン生まれのシンガー・ソングライター。本名はHarry Edward Nilsson,Ⅲ。銀行員をしながら、作曲をしていた。フィル・スペクターロネッツの曲も書いている。ソングライティングの才能が高く評価されていたのに、大ヒット曲「ウィザウト・ユー」と「うわさの男」は他人の作品。94年に亡くなった。

00400 Everybody’s Talkin’ (うわさの男) 69年6位
 アメリカン・ニューシネマの傑作「Midnight Cowboy」(真夜中のカーボーイ:ダスティン・ホフマン、ジョン・ヴォイト主演)のテーマ曲。ジョン・ヴォイトがテキサスの田舎から自信満々でニューヨークに出てくるところから始まるのだけれど、確かそのときに流れていた。作曲はFred Neil(どういう人かは知らない)。グラミー賞受賞。マイ・フェイバリット。

00401 I Guess The Lord Must Be In New York City (孤独のニューヨーク) 69年34位
 「Midnight Cowboy」のためにニルソンが書いたけれど、使われなかった曲。雰囲気は映画に合っているように思うが。代わりにソフィア・ローレン主演の「La Mortadella」(結婚宣言)という映画に使われたそう。この曲も結構好き。

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00402 Me And My Arrow (アローはともだち) 71年34位
 テレビのアニメ番組「The Point」の曲。ビートルズの曲かと思った。

00403 Without You (ウィザウト・ユー) 72年1位
 不滅の名曲。この曲を聴いたニルソンが絶対ジョン・レノンの曲だと思って探したが、見つからなかった。実はオリジナルはBadfingerのPete HamとTom Evansであった(2人とも後に自殺している)。マライア・キャリーもカバーした。シンガーとしてのニルソンの魅力が1番出ている。アルバム「Nilsson Schmilsson」より。再びグラミー賞を受賞。ミリオンセラー。アダルト・コンテポラリー・チャートでもNo.1。

00404 Jump Into The Fire (ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー) 72年27位
 一転グラム・ロック風。芸風が広い人だ。「Nilsson Schmilsson」より。

00405 Coconut (ココナッツ) 72年8位
 これも「Nilsson Schmilsson」より。ノヴェルティ・ソングっぽいけど、何を歌ってるのだろう。1人3役みたいな感じ。延々ワンコードで同じメロディが続く。

00406 Spaceman (スペースマン) 72年23位
 同じ頃、「Rocket Man」とか「Starman」とか「Space Oddity」とかありましたが。ギターはピーター・フランプトン

00407 Daybreak (デイブレイク) 74年39位
 リンゴ・スターが製作した映画「Son Of Dracula」(吸血鬼ドラキュラ二世)にニルソンが主演、そのサントラより。ドラムはリンゴ・スター、ギターはピーター・フランプトン、カウベル!はジョージ・ハリソン。

2008年11月13日 (木)

Blondie (ブロンディ)

 70年代後半にロンドンとニューヨークでパンクが生まれ、ニューヨーク・パンクとして名前が聴かれたのが、パティ・スミス、テレヴィジョン、ラモーンズ、そしてブロンディ等だった。そんなアンダーグラウンド出身のバンドが全米で4曲ものNo.1ヒット(英国では6曲)を生み出すんだから驚きだ。
 74年ニューヨークで結成、Deborah Harry(ボーカル)と恋人Chris Stein(ギター)を中心とする6人組。絶頂期はわずか2年間だが、パンク、ニューウェイブから始まって、ディスコ、レゲエ、ラップとさまざまな音楽を取り入れてヒットさせた雑食ぶりはスゴい。これはデボラ・ハリーの感性だったのか、プロデューサーMike Chapmanの才覚だったのか?
 当時デボラはいったい何歳なのかという話があったが、45年生まれだから、既に30代半ばだったことになる。82年に解散も、97年に再結成、99年(54歳!)に「Maria」がイギリスでNo.1になるという化け物ぶり。ちなみに英国で70、80、90年代すべてNo.1ヒットを持つ唯一のアメリカのグループだとか。06年ロックの殿堂入り。

00392 Heart Of Glass (ハート・オブ・グラス) 79年1位
 3rdアルバム「Parallel Lines」(恋の平行線)から。この曲でブロンディは世界中に知られるようになった。ブロンディというと、どうもドラム(Clement Burke)の印象が強いんだけど、何故だろう? 特に後半はドラムを聴いていると気持ちいいんだよね。ゴールドディスク。

00393 One Way Or Another (どうせ恋だから) 79年24位
 3rdから英国ではロネッツみたいな「Sunday Girl」がNo.1になっているが、米国ではこの曲。ヒット曲の中では1番パンクっぽいし、デボラもロックンローラーっぽく歌ってる。

00394 Dreaming (ドリーミン) 79年27位
 4枚目のアルバム「Eat To The Beat」から。デボラの歌は相変わらず一本調子だけど(393を除く)、これも個性かな。やっぱドラムが気になるな。ブロンディってどこがパンクなんだと思ってたんだが(393を除く)、このシンプルなポップさがパンクなのかもしれないなあと気づいた。

00395 Call Me (コール・ミー) 80年1位
 ドナ・サマーで当てたドイツのディスコ・プロデューサーGiorgio Moroderがリチャード・ギア主演の映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲として書き、デボラが歌詞を書いた。モロダーは最初スティーヴィー・ニックスに話を持っていったが、断られたらしい。それにしても、6週No.1は売れ過ぎだわな。映画の主題歌で年間チャート1位になったのは、ルル「いつも心に太陽を」(67年)、バーブラ・ストライザンド「追憶」(74年)以来3曲目。ゴールドディスク。

00396 Atomic (銀河のアトミック) 80年39位
 4枚目のアルバムから。英国では1位になったが、アメリカでは不発。ポップスとしては間奏が妙に長くてちょっと変な曲。今回ブロンディを聴き直して確信しました。ブロンディはドラムですね。今さら?

00397 The Tide Is High (夢みるNo.1) 80年1位
 5枚目のアルバム「Autoamerican」から、ジャマイカのレゲエ・グループParagonsのカバー。レゲエのカバーのNo.1ヒットは、クラプトンの「I Shot The Sheriff」以来かな? ゴールドディスク。

00398 Rapture (ラプチュアー) 81年1位
 同じく「Autoamerican」より。多分ラップで初のNo.1ヒット。ラップ初のTop40ヒットはシックのトラックを使っていたけど、この曲も明らかにシックがソース。後半の展開とか、結構アヴァンギャルド。ゴールドディスク。

00399 Island Of Lost Souls (誘惑の楽園) 82年37位
 6枚目のアルバム「Hunter」は不発。そこからのシングルが最後のTop40ヒットになった。ラテンっぽいナンバーで、キッド・クレオール&ザ・ココナッツを思い起こさせる。

2008年11月12日 (水)

Jones, Rickie Lee (リッキー・リー・ジョーンズ)

 デビュー・アルバム「Rickie Lee Jones」(邦題:浪漫)のジャケットの赤いベレーに煙草をくわえている姿が粋な姐御って感じで好きだった。写真はノーマン・シーフ。ジョニ・ミッチェルの「Hejira」とか、カーリー・サイモンの「Playing Possum」とか、彼の撮ったジャケには皆惹かれる。ちなみにストーンズの「Exile On Main Street」も彼。
 改めて1stを聴くと、ジャズっぽくて、カントリーっぽくて、R&Bっぽい。ノラ・ジョーンズの時もそう思ったな。同じジョーンズだし。素直に行けば、ジョニ・ミッチェルか。
 54年シカゴ生まれのシンガー・ソングライター。かなり荒れた10代を過ごし、トム・ウェイツと付き合い、ローウェル・ジョージに認められてデビューという強者。1stは西海岸のそうそうたるメンバーがバックを務めている(あまりそういうことは興味ないんで、いちいち書かないが)。グラミー賞の新人賞も獲った。

00390 Chuck E.’s In Love (恋するチャック) 79年4位
 1stアルバムは聴けば聴くほどクセになる。メインのフレーズより、ちょっとスローになるところが好き。

00391 Young Blood (ヤング・ブラッド) 79年40位
 2曲のTop40ヒットの内では断然こっちの方が好き。「ヤンブラッ」って歌うところがいいなあ。1度聴くと忘れられない声。最高位40位はないよね。クリップでも赤いベレーかぶってます。

2008年11月11日 (火)

Nena (ネーナ)

 ドイツのブロンディって感じ。「99 Luftballons」は世界的にヒットした。女性ボーカルNena(本名はガブリエレ・ズザンネ・ケルナーというそうだ)率いる5人組。87年にグループとしてのNenaは解散、その後Nenaはソロ活動を続けてきたが、2002年以降本国ではNo.1ヒットを出す等、劇的な復活を遂げたらしい。

00389 99 Luftballons (ロックバルーンは99) 84年2位
 日本でもヒットした代表曲というか、これしか知らない。99個の風船を見誤ったのが原因で核戦争になってしまうという反戦歌。って感じは、聴いてても言葉がわからないから全然しなかったが。音的にはシンセをフィーチャーしたブロンディ風ダンス・ポップ。
 アメリカではドイツ語バージョンが大ヒットしたが(ドイツ語のヒット曲というのは他にもほとんどないと思う)、イギリスでは英語バージョンがヒットしてNo.1になっている。英語のタイトルは「99 Red Ballons」だが、ドイツ語の原題にはRedはない。ゴールドディスク。

2008年11月10日 (月)

JoBoxers (ジョーボクサーズ)

 80年代前半の英国(第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン)には好きなバンドが沢山ある。まあ自分も若かったんだけど。JoBoxersもその1つ。ブリストル出身の5人組(ボーカルだけはアメリカ人)。ハンチングにサスペンダー、ニッカーズというワーキングクラスっぽい格好がトレードマーク。スタイル・カウンシルにも通じるノリノリのブルー・アイド・ソウルを聴かせてくれた。大好きなグループだった。あっという間に消えたけど。

00388 Just Got Lucky (ジャスト・ガット・ラッキー) 83年36位
 スタイル・カウンシルほど洗練されてはいないけど(というか、かなり粗っぽいけど)、ホントカッコいいよ。ホーンといい、間奏のピアノといい、好きだなあ。ツートーンとかDexys Midnight Runnersとかにも近い。英国では「Boxer Beat」って曲もヒットした。

2008年11月 9日 (日)

Stray Cats (ストレイ・キャッツ)

 ネオ・スウィング・ブームの立役者ブライアン・セッツァー・オーケストラを先に取り上げたが、ブライアン・セッツァーが世に出たのはもちろんネオ・ロカビリーの立役者ストレイ・キャッツ。
 79年ニューヨークで結成された3ピース・バンド。メンバーは、Brian Setzer(ギター、ボーカル)、Lee Rocker(アップライト・ベース)、Slim Jim Phantom(ドラムス)。本国で人気が出ず、ロンドンへ。プロデューサーDave Edmundsと出会い、ヒット曲を連発。再びアメリカへ戻り、やはりヒットを飛ばした。ヒットの要因の1つはMTV。

00384 Rock This Town (ロック・タウンは恋の街) 82年9位
 理屈なしに楽しいロックンロール・ナンバー。ストレイ・キャッツの曲には大抵ちゃんとそれらしい邦題が付いているのが可笑しい。まあ、そういう気分ってことですね。

00385 Stray Cat Strut (気取りやキャット) 83年3位
 384と同じくアメリカでのデビュー・アルバム「Built For Speed」より。一転ミッド・テンポに。最初のサビの掛け合いが好きですね。ギターもいい。マイ・フェイバリット!

00386 (She’s) Sexy + 17 (セクシー&セヴンティーン) 83年5位
 アメリカでの2ndアルバム「Rant N’ Rave With The Stray Cats」から。再びアップ・テンポなロックンロール。エルヴィス風。

00387 I Won’t Stand In Your Way (涙のリトル・ガール) 83年35位
 これも2ndアルバムより。彼らのヒット曲では唯一スローなドゥーワップ風バラード。メロディがもう少しキャッチーだったらなあ。

2008年11月 8日 (土)

Starbuck (スターバック)

 スターバックスじゃないよ。日本ではチャート・マニア以外は知らないグループだろうなあ。「Moonlight Feels Light」1曲で記憶される、アトランタ出身のBruce Blackman率いる7人組。

00382 Moonlight Feels Light (恋のムーンライト) 76年3位
 愛すべきポップスの名品。穏やかでほのぼの。曲に挟まれる笑い声と間奏のマリンバがアクセント。Blackman作。同名の1stアルバムから。そう言えば、73年には「Dancing In The Moonlight」という、やはり愛すべき曲があったなあ。

00383 Everybody Be Dancin’ (恋するダンス) 77年38位
 2ndアルバム「Rock ‘N Roll Rocket」より。やはりBlackmanの作品。露骨に2匹目のどじょう狙い。チャララッチャ、チャララッチャというリズムが同じだからなあ。シンセの音からこの後隆盛を極めるAORっぽさ(←悪口)を強く感じる。

2008年11月 7日 (金)

Animals, The (アニマルズ)

 ブリティッシュ・インヴェイジョンの代表的グループ。ゼム(Van Morrison)と並ぶ黒いボーカルはEric Burdon(エリック・バードン)。ビートルズとストーンズは別格として、この頃の英国のバンドでは1番好き。ドアーズジャニスもアニマルズなしにはなかったのではないか。ジミヘンを見いだしたのも、メンバーのチャス・チャンドラーだし。
 64年ニューキャッスルで結成される。オリジナル・メンバーはEric Burdon(ボーカル)、Alan Price(キーボード)、John Steel(ドラムス)、Hilton Valentine(ギター)、Bryan Chas Chandler(ベース)。

00368 The House Of The Rising Sun (朝日のあたる家) 64年1位
 アニマルズで最も有名な曲。ボブ・ディランも1stアルバムで取り上げたアメリカ民謡。原曲はニューオーリンズの娼家のことを歌っている。何と言っても、アレンジをしたアラン・プライスのオルガンが圧巻。Rolling Stoneの500 Greatest Songs Of All Timeで122位にランクされている。

00369 I’m Crying (アイム・クライング) 64年19位
 彼らの場合、カバーが多くて、意外なほどオリジナルが少ないんだが(プロデューサーのMickie Mostの方針)、これはBurdonとPriceのオリジナル。

00370 Don’t Let Me Be Misunderstood (悲しき願い) 65年15位
 この曲を聴くと、どうしても尾藤イサオを思い出してしまう。「♪誰のせいでもありゃしねえ、みんな俺らが悪いのさ♪」だっけ? サビのところが回転が狂ったみたいに聴こえるのがいつも気になる。ニーナ・シモンのカバー。バードンはニーナ・シモンに憧れていたらしい。その後サンタ・エズメラルダのカバーもヒットした。マイ・フェイバリット。

00371 Bring It On Home To Me (悲しき叫び) 65年32位
 これはサム・クックの曲。後にエディ・フロイドもカバーしている。ストーンズっぽい感じ。370〜373は2ndアルバム「Animal Tracks」収録。

00372 We Gotta Get Out Of This Place (朝日のない街) 65年13位
 これは有名なソング・ライティング・チームBarry MannとCynthia Weilの作品。「この汚い街を出て行くぞ」と歌う労働者階級の歌。エリック・バードンのボーカル全開。やっぱヴァン・モリソンとこの人が双璧だね。Rolling Stoneの前掲ランクで233位。この曲を最後に、飛行機に乗るのが嫌でアラン・プライスが脱退。

00373 It’s My Life (イッツ・マイ・ライフ) 65年23位
 よくできた曲だと思うのだが、この曲を最後にアニマルズはプロデューサーのMickie Most、EMIレコードと離れ、Deccaと契約。ブリル・ビルディングの(職業音楽家による)曲を演るのがイヤだったためと言われている。

00374 Inside-Looking Out (孤独の叫び) 66年34位
 Deccaでの1stシングル。ここから381まではプロデューサーがTom Wilson。「朝日のあたる家」のように昔の曲をバードンとチャンドラーが蘇らせた。これのバードンのボーカルもスゴい。コール&レスポンスがヤードバーズっぽい。グランド・ファンクも演ってるんで有名。。

00375 Don’t Bring Me Down (炎の恋) 66年12位
 ブリル・ビルディングがイヤなはずなのに、ゴフィン&キングの曲。全編オルガンがフィーチャーされた、彼ららしいいい曲だけど。バードン以外のメンバーはバラバラとやめていき、この曲を最後にアニマルズは解散。Eric Burdon & The Animalsとして再結成、MGMと契約する。

00376 See See Rider (シー・シー・ライダー) 66年10位
 Eric Burdon & The Animals名義の第1弾。1925年にMa Raineyでヒットした「See See Rider Blues」のカバー。確かにブルースだね。昔からの彼らのレパートリーだった曲。GSのタイガースのレパートリーでもある。

00377 Help Me Girl (ヘルプ・ミー・ガール) 66年29位
 これはモータウンっぽい。シュープリームスを思い出す。ボーカルは黒くて太いバードンだけど。

00378 When I Was Young (若い思い出) 67年15位
 実質的にはこの曲からがEric Burdon & The Animalsのようだ。これ以降のヒットは全部彼らのオリジナル曲だし、音がサイケになってくる。「Paint It Black」的だ。

00379 San Franciscan Nights (サンフランシスコの夜) 67年9位
 この頃のアニマルズはアメリカ西海岸のグループ。Summer Of Love! ギターのフレーズが好きだな。

00380 Monterey (モンタレー) 67年15位
 アニマルズは、何度もこのブログに登場するモンタレー・ポップ・フェスティバルに出演して「Paint It Black」を演奏。そのモンタレーのことを、出演アーティストの名前を織り込みながら歌っている。ますますサイケ。

00381 Sky Pilot (Part One) (スカイ・パイロット) 68年14位
 ベトナム反戦歌。シングルのA面・B面のPart1と2を合わせると7分以上。エコーのかかった回転狂った感が独特。エリック・バードンがLSDにはまって?、グループは解散。バードンは69年からWarと一緒に演ることになる。PoliceのAndy Summersは最晩年のメンバー。94年ロックの殿堂入り。

2008年11月 6日 (木)

Fine Young Cannibals (ファイン・ヤング・カニバルズ)

 「元気で若い人食い人種」とはずいぶん人を食ったグループ名だと思ったけれど、60年の映画「All The Fine Young Cannibals」(邦題:夜が泣いている、ロバート・ワグナー&ナタリー・ウッド主演)から採ったそうだ。
 84年にバーミンガムで結成された3人組。元Beat(ツートーン・レーベル出身の)のギタリストDave CoxとベーシストDavid Steeleに、ボーカリストRoland Gift。何と言ってもFYCの魅力はローランド・ギフトの濃いい〜声。顔も濃いい〜。大ヒットした2ndアルバム「The Raw & The Cooked」は捨て曲なしのブルー・アイド・ソウルの名盤だと思う。結局オリジナル・アルバム2枚で解散してしまったが。

00365 She Drives Me Crazy (シー・ドライヴス・ミー・クレイジー) 89年1位
 ヒットはすべて「The Raw & The Cooked」から。強調されたドラムが印象的。いい曲だけど、まさか1位になるとは。あまり好みではないが、アバンギャルドなPVだった。ミリオンセラー。

00366 Good Thing (グッド・シング) 89年1位
 ローランドが出演した映画「Tin Men」(邦題:事の起こりはキャデラック、リチャード・ドレイファス&ダニー・デヴィート主演)の曲。モータウンっぽさを感じるね。まさか2曲連続1位になるとは。

00367 Don’t Look Back (ドント・ルック・バック) 89年11位
 陽気でダンサブルなナンバー。「The Raw & The Cooked」は皆いい曲だけど、「As Hard As It Is」が1番のお薦めだな。

2008年11月 5日 (水)

McGuire, Barry (バリー・マクガイア)

 60年代前半は、ボブ・ディランが登場してプロテスト・ソングが流行したわけだが、多分アメリカで最もヒットしたプロテスト・ソングがバリー・マクガイアの「Eve Of Destruction」だ。
 バリーは35年(37年と書かれている場合もある)オクラホマ生まれ。フォーク・グループNew Christy Minstrels(後にKenny RogersやKim Carnesもメンバーに)のリード・ボーカルを経て、ルー・アドラーが創ったダンヒル・レーベルの第1号アーティストとなった。

00364 Eve Of Destruction (明日なき世界) 65年1位
 P. F. Sloan作の核戦争の恐怖を歌った反戦ソング。当然放送禁止になった局もあった。プロテスト・ソングというとまずは歌詞となりがちだが、ディランっぽい曲がスゴくいい。バリーのガラガラ声も効いてて迫力がある。そもそもラフ・ボーカルを入れたラフ・ミックスの段階でラジオで流れてしまい、そのままリリースされたそうだ。最後の「Over and over and over and over again, my friend」とoverを増やして歌うところがカッコいい。バック・コーラスはグラスルーツのメンバー。
 忌野清志郎が「カバーズ」の中で日本語に訳して歌ってた。アメリカではアンサー・ソング(というかアンチ・ソング?)の「The Dawn Of Correction」(The Spokesmen)もヒットしている。

2008年11月 4日 (火)

Riperton, Minnie (ミニー・リパートン)

 小鳥のさえずりから始まる珠玉のバラード。どんなに可憐な女性が歌っているのだろうと思って、写真を見たら…、なんてこともあった。70年代半ばまではホントにいいメロディがあった。
 47年シカゴ生まれ。5オクターブ以上の声域を持つと言われていた(マライア・キャリーは何オクターブだっけ?)。スティーヴィー・ワンダーのバックを務めるWonderloveに在籍していたこともある。79年がんのため32歳の若さで亡くなってしまった。

00363 Lovin’ You (ラヴィング・ユー) 75年1位
 真夜中のラジオ(全米トップ40)から流れるこの曲の美しかったこと。ミニーの5オクターブの声も聴ける。ミニーと旦那のRichard Rudolph作、プロデュースはスティーヴィー・ワンダー。日本ではジャネット・ケイがカバーしたレゲエ・バージョンが有名。ミリオンセラー。

2008年11月 3日 (月)

Ian, Janis (ジャニス・イアン)

 ジャニス・イアンを知ったのは、「At Seventeen」。いい曲です。私の独断ですが、ホントにいいメロディの曲があったのは、この頃までだったと思っています(その後時代はメロディからリズムに移ったと考えているのですが、その件はまたいつか)。
 「17歳で現実を知った」と暗い青春を振り返る歌ですが、ジャニス自身は14歳で「Society’s Child」を作り、天才少女と騒がれてたんですね(曲がヒットしたのは16歳の時)。引退からカムバックして、大ヒットしたのが「At Seventeen」とアルバム「Between The Lines」(愛の回想録)でした。グラミー賞も受賞してます。
 その後、アメリカではヒットはないのですが、日本では人気がありました。76年に「ラブ・イズ・ブラインド」がオリコンで3位(収録アルバム「Aftertones(愛の余韻)」は1位)、80年に角川映画「復活の日」のテーマ曲「ユー・アー・ラヴ」が10位になっています。ドラマ「岸辺のアルバム」の主題歌「ウィル・ユー・ダンス」も有名ですね(アルバム「Miracle Row(奇跡の街)」はミリオンセラー)。

00361  Society’s Child (Baby I’ve Been Thinking)(ソサエティーズ・チャイルド) 67年14位
 白人と黒人のロマンスを歌い、人種差別批判を行なったことは(しかも16歳の少女が)、当時は衝撃的だったんですね。放送禁止とか彼女への脅迫とかが起きたそうです (シドニー・ポワチエが主演した「招かれざる客」という映画があったけど、同じ年だ)。60年代後半はまだそういう時代だったことを再認識させられます。

00362  At Seventeen(17歳のころ) 75年3位
 ジャジーな美しい曲です。歌詞は全然気にしていなかったんですが(寂しそうな歌だとは思ってましたが)、何人かの方がウェブに訳詞を載せているのを見て、こんなに憂鬱な歌なんだと知りました。
 アダルト・コンテンポラリー・チャートでNo.1になってます。

2008年11月 2日 (日)

Setzer, Brian, Orchestra (ブライアン・セッツァー・オーケストラ)

 映画「ラ・バンバ」エディ・コクランに扮し、「Summertime Blues」を演っていたのが、ブライアン・セッツァー。80年代前半にStray Catsを率い、ネオ・ロカビリー・ブームを盛り上げた。
 ストレイ・キャッツは英国から火が付いたので、セッツァーもイギリス人かと思っていたら、59年ニューヨークのロング・アイランド生まれだった。10代の時はヴィレッジ・ヴァンガードやヴィレッジ・ゲイトに出入りしていたらしい。
 80年代半ばにはHoneydrippersのツアーにも参加。90年代半ばに17人編成のビッグ・バンドであるブライン・セッツァー・オーケストラを結成している。こうみると一貫してオールディーズがベースにある人なのがよくわかる。

00360 Jump Jive An’ Wail (ジャンプ・ジャイヴ・アン・ウェイル) 98年23位(Airplay)
 3枚目のアルバム「The Dirty Boogie」収録(シングル・カットはされていない)。このアルバムは、やはりネオ・ロカビリーの立役者の1人Shakin’ Stevensの「This Old House」(恋のロカビリーハウス)やセルフ・カバー「Rock This Town」(ロック・タウンは恋の街)を始め、ホントにいいです。当時他にもCherry Poppin’ DaddiesとかSquirrel Nut Zippersとか、ネオ・スウィングと呼ばれるグループに人気があった。
 で、この曲はLouis Primaの56年の作品のカバー。産業ロック的なものの対極にあるのが、ロカビリーであり、スウィングなんでしょうね。

2008年11月 1日 (土)

Jigsaw (ジグソー)

 「スカイ・ハイ」のヒットで知られる英国の4人組ポップ・グループ。一発屋と思われがちだが、もう1曲Top40ヒットがあった。
 66年に結成、最初はワイルドなロック・バンドだったらしいが、70年代に入ってポップ路線に方向転換。曲はメンバーのClive ScottとDes Dyerが書いていて、ヘイウッズのヒット曲「Who Do You Think You Are?」は彼らの曲。

00358 Sky High (スカイ・ハイ) 75年3位
 メキシコの覆面レスラー、ミル・マスカラスの入場テーマ曲。元々は映画「The Man From Hong Kong」(邦題:スカイ・ハイ、2代目007ジョージ・レーゼンビー主演)の主題歌。
 ストリングスのイントロから懐かしい。爽やかを絵に描いたような曲だねえ。ボーカルのエコーが笑える。日本でも人気のあった曲でオリコンで2位まで行っている(1位になったヒットチャートもあったのでは?)。

00359 Love Fire (ラヴ・ファイヤー) 76年30位
 2匹目のどじょう狙いって感じ。「Sky High」は英国でもベスト10に入ったが、こちらはチャート入りせず。

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