Crosby, Stills & Nash (& Young) (クロスビー、スティルス&ナッシュ(&ヤング))
ウエストコーストのフォーク・ロックのスーパーグループ。とは書いてみたものの、実はちゃんとは聴いてこなかった。初めての出会いは映画「ウッドストック」だろうか、下手をするとカムバック作の「Just A Song Before I Go」だったかもしれない。
68年に元ByrdsのDavid Crosby、元Buffalo SpringfieldのStephen Stills、元HolliesのGraham NashがCrosby, Stills & Nashを結成、69年「Crosby, Stills & Nash」でデビュー、ウッドストックにも出演する。その後、元Buffalo SpringfieldのNeil Youngが参加、CSNYとなり、70年に「Déjà Vu」を発表するも、それぞれの個性が強すぎて解散。その後は幾度となく再結成され、アルバムも発表しながら現在に至る。
グループ名からもわかるように、個人の独立性が強く、ソロ活動や別のグループでの活動も多かった。AmericaやEaglesを始め影響を受けたグループは数知れず。政治的な影響も大きかった。
00424 Marrakesh Express (マラケッシュ行急行) 69年28位 1stアルバムより、グレアム・ナッシュの作品。マラケッシュはアフリカのモロッコの地名。コーラス・ワークが抜群(どの曲もだけど)。初期の曲はやっぱりいいね。
00425 Suite: Judy Blue Eyes (組曲:青い眼のジュディ) 69年21位 同じく1stアルバムから、スティーヴン・スティルスの作品。映画「ウッドストック」で演ってる曲。3部構成になっていて、7分以上ある。演奏はすべてスティルス。聴けば聴くほど味わい深い。ジュディはJudy Collinsのこと。
00426 Woodstock (ウッドストック) 70年11位 CSNYのアルバム「Déjà Vu」より(429までの曲がCSNY名義)。ジョニ・ミッチェル作のウッドストック讃歌。彼女はフェスに参加できず、ニューヨークのホテルでテレビでのニュース報道を観ながらこの曲を書いたという。映画の最後にかかるんで、テーマ曲みたいになってる。Matthews’ Southern Comfortのバージョンもその後ヒット (英国ではNo.1になった)。
00427 Teach Your Children (ティーチ・ユア・チルドレン) 70年16位 これも「Déjà Vu」から、グレアム・ナッシュの曲。映画「小さな恋のメロディ」のエンディング・テーマとして有名。スティール・ギターはグレートフル・デッドのJerry Garcia。ナッシュらしい可愛らしい曲。
00428 Ohio (オハイオ) 70年14位 一転ニール・ヤング作の激しいプロテスト・ソング。オハイオ州のケント州立大学で起きた銃殺事件が歌われている。「ニクソンと兵隊がやってくる!」って歌ってる。
ニール作のCSNYの曲では何と言っても「Helpless」だよね。
00429 Our House (僕達の家) 70年30位 「Déjà Vu」より、グレアム・ナッシュ作。僕達の家は、当時ジョニ・ミッチェルと一緒に暮らしていた家のこと。これも可愛い曲。アメリカとかもろに影響を受けてるよね。
00430 Just A Song Before I Go (ジャスト・ア・ソング・ビフォー・アイ・ゴー) 77年7位 久々のアルバム「CSN」より。これもグレアム・ナッシュの作品。この曲がヒットしたときは何とも思わなかったなあ。当時結構カントリーっぽいロックは沢山あったし。スゴいグループだと知ったのはもっと後のことだった。
00431 Wasted On The Way (時は流れても) 82年9位 再び5年が経って出たCSNのアルバム「Daylight Again」より。これもナッシュ。全体を通じてみれば、4人のソング・ライティングのウェイトはバランスがとれていたように思うが、シングル・ヒットだけを見るとナッシュのウェイトがずいぶん高いのがわかる。とにかく優しい感じの曲が多いからね。この曲にはイーグルスのティモシー・シュミットが参加している。
00432 Southern Cross (サザン・クロス) 82年18位 同じく「Daylight Again」より。これはRichard & MichaelのCurtis兄弟とスティルスの作品。メキシコっぽいというか、ちょっと毛色が変わってる。
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