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2008年11月 7日 (金)

Animals, The (アニマルズ)

 ブリティッシュ・インヴェイジョンの代表的グループ。ゼム(Van Morrison)と並ぶ黒いボーカルはEric Burdon(エリック・バードン)。ビートルズとストーンズは別格として、この頃の英国のバンドでは1番好き。ドアーズジャニスもアニマルズなしにはなかったのではないか。ジミヘンを見いだしたのも、メンバーのチャス・チャンドラーだし。
 64年ニューキャッスルで結成される。オリジナル・メンバーはEric Burdon(ボーカル)、Alan Price(キーボード)、John Steel(ドラムス)、Hilton Valentine(ギター)、Bryan Chas Chandler(ベース)。

00368 The House Of The Rising Sun (朝日のあたる家) 64年1位
 アニマルズで最も有名な曲。ボブ・ディランも1stアルバムで取り上げたアメリカ民謡。原曲はニューオーリンズの娼家のことを歌っている。何と言っても、アレンジをしたアラン・プライスのオルガンが圧巻。Rolling Stoneの500 Greatest Songs Of All Timeで122位にランクされている。

00369 I’m Crying (アイム・クライング) 64年19位
 彼らの場合、カバーが多くて、意外なほどオリジナルが少ないんだが(プロデューサーのMickie Mostの方針)、これはBurdonとPriceのオリジナル。

00370 Don’t Let Me Be Misunderstood (悲しき願い) 65年15位
 この曲を聴くと、どうしても尾藤イサオを思い出してしまう。「♪誰のせいでもありゃしねえ、みんな俺らが悪いのさ♪」だっけ? サビのところが回転が狂ったみたいに聴こえるのがいつも気になる。ニーナ・シモンのカバー。バードンはニーナ・シモンに憧れていたらしい。その後サンタ・エズメラルダのカバーもヒットした。マイ・フェイバリット。

00371 Bring It On Home To Me (悲しき叫び) 65年32位
 これはサム・クックの曲。後にエディ・フロイドもカバーしている。ストーンズっぽい感じ。370〜373は2ndアルバム「Animal Tracks」収録。

00372 We Gotta Get Out Of This Place (朝日のない街) 65年13位
 これは有名なソング・ライティング・チームBarry MannとCynthia Weilの作品。「この汚い街を出て行くぞ」と歌う労働者階級の歌。エリック・バードンのボーカル全開。やっぱヴァン・モリソンとこの人が双璧だね。Rolling Stoneの前掲ランクで233位。この曲を最後に、飛行機に乗るのが嫌でアラン・プライスが脱退。

00373 It’s My Life (イッツ・マイ・ライフ) 65年23位
 よくできた曲だと思うのだが、この曲を最後にアニマルズはプロデューサーのMickie Most、EMIレコードと離れ、Deccaと契約。ブリル・ビルディングの(職業音楽家による)曲を演るのがイヤだったためと言われている。

00374 Inside-Looking Out (孤独の叫び) 66年34位
 Deccaでの1stシングル。ここから381まではプロデューサーがTom Wilson。「朝日のあたる家」のように昔の曲をバードンとチャンドラーが蘇らせた。これのバードンのボーカルもスゴい。コール&レスポンスがヤードバーズっぽい。グランド・ファンクも演ってるんで有名。。

00375 Don’t Bring Me Down (炎の恋) 66年12位
 ブリル・ビルディングがイヤなはずなのに、ゴフィン&キングの曲。全編オルガンがフィーチャーされた、彼ららしいいい曲だけど。バードン以外のメンバーはバラバラとやめていき、この曲を最後にアニマルズは解散。Eric Burdon & The Animalsとして再結成、MGMと契約する。

00376 See See Rider (シー・シー・ライダー) 66年10位
 Eric Burdon & The Animals名義の第1弾。1925年にMa Raineyでヒットした「See See Rider Blues」のカバー。確かにブルースだね。昔からの彼らのレパートリーだった曲。GSのタイガースのレパートリーでもある。

00377 Help Me Girl (ヘルプ・ミー・ガール) 66年29位
 これはモータウンっぽい。シュープリームスを思い出す。ボーカルは黒くて太いバードンだけど。

00378 When I Was Young (若い思い出) 67年15位
 実質的にはこの曲からがEric Burdon & The Animalsのようだ。これ以降のヒットは全部彼らのオリジナル曲だし、音がサイケになってくる。「Paint It Black」的だ。

00379 San Franciscan Nights (サンフランシスコの夜) 67年9位
 この頃のアニマルズはアメリカ西海岸のグループ。Summer Of Love! ギターのフレーズが好きだな。

00380 Monterey (モンタレー) 67年15位
 アニマルズは、何度もこのブログに登場するモンタレー・ポップ・フェスティバルに出演して「Paint It Black」を演奏。そのモンタレーのことを、出演アーティストの名前を織り込みながら歌っている。ますますサイケ。

00381 Sky Pilot (Part One) (スカイ・パイロット) 68年14位
 ベトナム反戦歌。シングルのA面・B面のPart1と2を合わせると7分以上。エコーのかかった回転狂った感が独特。エリック・バードンがLSDにはまって?、グループは解散。バードンは69年からWarと一緒に演ることになる。PoliceのAndy Summersは最晩年のメンバー。94年ロックの殿堂入り。

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コメント

『朝日楼』
エリックバードン、大好きです。
なりふりかまわずやってる感じが。
25年くらい前のロッキングオンに
氏の来日コンサートに行ったら、
お客さんがとても少なかったと
松村雄策さんが書いていたっけ。
エリックに失礼じゃないかって。
なるほど。そうだよな。

SATOMIさん。アニマルズへのコメント、嬉しいです。エリック・バードンは黒人になりたかったんだろうと勝手に思ってます。

は、Tony Liddle Band Japan Fan Pageを開設している「Haru!」と申します。突然失礼します。THE ANIMALSを検索し辿りつきました。

実は、このTony Liddleは、THE ANIMALS(正確にはHILTON VALENTINE'S THE ANIMALS/TONY LIDDLE'S THE ANIMALS)の時期(2001年前後)に加入し、一応、音源(TONYのHPからDownlord購入で入手可能でしたが、現在は閉鎖中)もあるんです。

私は、彼に直接メールでお願いし、THE BESTとLive in Kiev(2CD)を購入し所有しています。

バードン時代の灰汁はありませんが、技巧派で器用なTONYは見事にTHE ANIMALSの曲を歌っています。

もし興味があるようでしたら、URLからTONY時代のTHE ANIMALSのアルバム評を書いているのでご覧ください。

お邪魔しました。
http://kori-kori.blog.so-net.ne.jp/2011-02-25-3

Haru!さん、はじめまして。
書き込みありがとうございます。
ANIMALSは好きなバンドですが、そう詳しい訳ではありません。
再結成したANIMALSにTony Liddleが加入していたことも全然知りませんでした。
ホームページを拝見しましたが、有名曲は軒並み演ってるんですね。
これからもよろしくです。

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