« Ullman, Tracey (トレイシー・ウルマン) | トップページ | Joplin, Janis (ジャニス・ジョプリン) (Big Brother & The Holding Company) »

2008年9月29日 (月)

Grand Funk Railroad (グランド・ファンク・レイルロード) (Grand Funk)

 グランド・ファンクは中学時代最も好きなアーティストの1つだった。後はビートルズ(ソロも含めて)、スリー・ドッグ・ナイト、デヴィット・ボウイかな。でも、私がグランド・ファンクを知ったのは、「ロコ・モーション」だから、71年の伝説の後楽園球場ライブのこととかは知らない。
 グランド・ファンク・レイルロード(GFR)は70年代に最も成功したハード・ロック・バンドの1つ。ハード・ロックがブリティッシュ勢に席巻される中、GFRはレッド・ツェッペリンの前座を務めて大ブレイク、アメリカ勢で唯一対抗できるバンドとなる。
 68年にミシガン州で結成。メンバーは、Mark Farner(ギター:確かインディアンの血を引いている)、Don Brewer(ドラム)、Mel Schacher(ベース:元?&ザ・ミステリアンズ)の3人。72年にCraig Frost(キーボード)が加わる。ちなみにグループ名はミシガンの有名な鉄道Grand Trunk Railroadから。評論家にはバカにされたが、ライブで熱狂的なファンを集め、アルバムは必ずゴールドディスクになった。

00236 Closer To Home (クローサー・トゥ・ホーム) 70年22位
 200万枚以上売れた3rdアルバムのタイトル・チューン。初期のGFRで有名な曲と言えば、「Heartbreaker」(ハートブレイカー)と「Inside Looking Out」(孤独の叫び)だな。前者は井上陽水の「傘がない」の元になった曲。

00237 Footstompin’ Music (フットストンピン・ミュージック) 72年29位
 5日でレコーディングしたといわれるアルバム「E Pluribus Funk」(戦争をやめよう)より。米国のコインを模した丸いジャケットだが、現物を見たことはない。全編にキーボードがフィーチャーされたブギーっぽいナンバー。

00238 Rock ‘N Roll Soul (ロックンロール・ソウル) 72年29位
 クレイグ・フロストが加入しての初アルバム「Phoenix」より。ところで、何故ファンクでもなんでもないのに、バンド名にファンクがついているのか?

00239 We’re An American Band (アメリカン・バンド) 73年1位
 この曲が入った同名のアルバムから、トッド・ラングレンのプロデュースに。バンド名もグランド・ファンクと短くなった。今までの曲はマーク・ファーナーだったけど、これはドン・ブリューワーの作品(ボーカルも)。いきなりポップになって初のNo.1。イントロからカッコいいし、リフも好きです。彼らのテーマ曲みたいなもんですね。ゴールドディスク。

00240 Walk Like A Man (ウォーク・ライク・ア・マン) 73年19位
 同じアルバムより。フォー・シーズンズに同じタイトルのNo.1ヒットがあるけど、全く別の曲。

00241 The Loco-Motion (ロコ・モーション) 74年1位
 エコーの効いたイントロが懐かしい。62年リトル・エヴァの超有名曲のカバー。今考えると全く意外なカバーだが、ラズベリーズがライブで演っていたのをトッドが観て思いついたらしい。ゴールドディスク。

00242 Shinin’ On (シャイニン・オン) 74年11位
 「ロコ・モーション」も入ってた同名アルバム(邦題は「輝くグランド・ファンク」)より。これと「アメリカン・バンド」のLPは多分友達から買ったんだと思う。3D眼鏡がついていて、ジャケットが立体的に見える奴。グランド・ファンクのLPは全部売ってしまって、手元にはないけど。いかにもハード・ロック・バンドって感じの曲で、大好きだった。

00243 Some Kind Of Wonderful (オー・ワンダフル) 74年3位
 メンバーの首から下がアーノルド・シュワルツネッガー?になってるジャケのアルバム「All The Girls In The World Beware!!!」(ハード・ロック野郎)より。プロデューサはラズベリーズ等を手がけたジミー・イエナーに。
 67年Soul Brothers Sixがオリジナル、その後ヒューイ・ルイスもカバーしている。75年の年間チャートで何故かありえない6位にランクされ、物議をかもしたのは、チャート・マニアには有名(その後74位に訂正されたみたいだが、経緯は知らない)。ひどくシンプルな曲だけど、味があります。

00244 Bad Time (バッド・タイム) 75年4位
 当時2枚組のライブ・アルバムを出すと、そのバンドは人気がなくなるというジンクスがあり、グランド・ファンクもそのジンクスにハマる。75年秋に「Caught In The Act」というライブを出したが、その後Top40に戻ってくることはなかった。
 「バッド・タイム」が最後のTop40ヒット。この曲を聴くと、シフォンズの「He’s So Fine」を思い出す。ジョージ・ハリソンが「マイ・スウィート・ロード」は盗作だと訴えられて、負けた曲。この曲に似た曲は世の中にずいぶんあるように思う。
 バンドは76年に解散するが、その後何度か再結成され、現在はマークを除くメンバー+αで活動中。ドンとクレイグはBob Seger’s Silver Bullet Bandにいたこともあるみたいだ。

« Ullman, Tracey (トレイシー・ウルマン) | トップページ | Joplin, Janis (ジャニス・ジョプリン) (Big Brother & The Holding Company) »

音楽 70年代 Grand Funk Railroad」カテゴリの記事

コメント

なんか最近彼らのベストを聞いたばっかりだな、と思ったんですが、よく考えたらこのブログのBlue Swede「Hooked On A Feeling」を見たあと、変わったカバー曲つながりで「The Loco-Motion」を思い出して、なぜか頭の中で「Shinin' On」と「Some Kind Of Wonderful」がぐるぐる回り出して借りたんだった。

■We're An American Band

彼らを聞き始めた当初(私のリアルタイム体験はこの曲が最初)は、Don Brewerのワイルドさ(無骨さ、不器用さ)が、いかにもハードロック、と思えて、Mark Farnerが前面に出た曲より好きだった。

>イントロからカッコいいし、リフも好きです。

おっしゃる通りなんですが、細かいところではカウベルのリズムもカッコいいし、「As long as we can make it to the show tonight.」「We're an American band.」あたりで「k」の発音が割れた感じになるところや「Feelin' good, feelin' right, it's Saturday night,」の最後の部分で声が裏返るところもイケてました。

■Bad Time

上記の通り、もともとはMark Farnerはどうかなー、という感じだったし、この曲みたいなメロディラインはハードロックにはあってはならない、という主義だったんですが、なぜかそんなに嫌いではなかった。

■Can You Do It?

で、実は私が彼らの曲で一番好きなのは(「We're An American Band」も捨てがたいが)Top40目前で足踏みしてしまったこの曲。
これを聞くと、ああ、Mark Farnerって実はとても粋な人なんだな、っていう感じがする。「Bad Time」もそうだけど、うまい、よね。

おじゃまします。
アメリカンバンド、かっこいい! イントロのドラムに続く、ギターソロ(?)、なんか適当きわまりないプレイですが、そこがいいんでしょうかね。

ちなみに、若かりし頃、バンドでコピーしたことがあるんですが、実に気持ちよくて、演奏向きの曲であることがよくわかります。

私はBarryManilow様にこの命を捧げた身ですので(笑) 他のアーティストは“楽曲ありき”なので「この曲だけあればいい」になりがちです(笑) 私もグラファンもしくはGFRはロコモーションから入りました 洋楽聴き始めというかまだまだ色々な知識の欠落で世の中にのカヴァーというものがあるのを知らず長いことGFRのオリジナルだと思ってました(^^; ごりごりのハードロックバンドLOVEではなかったのでメロディラインがキレイなBad Timeが一番です\(^o^)/

グランドファンクは大好きだったんですが、上にも書いたように、ハードロックバンドが「ロコモーション」をカバーするというのは今から考えると実に意外性がありますね。しかも、オリジナルもカバーもどちらもNo.1になったとは!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Grand Funk Railroad (グランド・ファンク・レイルロード) (Grand Funk):

« Ullman, Tracey (トレイシー・ウルマン) | トップページ | Joplin, Janis (ジャニス・ジョプリン) (Big Brother & The Holding Company) »

無料ブログはココログ
2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

最近のトラックバック